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『神曲 地獄篇・煉獄篇・天国篇』 ダンテ(河出文庫)

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書名:神曲 地獄篇・煉獄篇・天国篇
著者:ダンテ・アリギエーリ
訳者:平川 祐弘
出版社:河出書房新社
ページ数:509(地獄篇)、509(煉獄篇)、525(天国篇)

おすすめ度:★★★★★




数ある世界文学の中でも、最高峰に存するものとして高い評価を受け続けているのがダンテの『神曲』である。
後世への影響については言うまでもないし、読めば納得していただけることと思うが、今後も世界文学における『神曲』の地位が揺らぐことはないと断言することさえ可能な、深甚な魅力をたたえた作品だ。
『神曲』というタイトルの仰々しさや予想される宗教臭さ、まして長編叙事詩であるということもあり、ひょっとすると敬遠されがちなのかもしれないが、名高い古典的作品にはやはり歴史によって証明された読み応えが備わっているものである。
教養のためと割り切るのもいいだろうし、とにかくぜひ読んでみていただきたい。

『神曲』は、ダンテがローマ最高の詩人と評されるウェルギリウスに導かれて地獄と煉獄を、さらに今は亡き乙女ベアトリーチェに伴われて天国を巡る物語である。
ダンテはそこで数々の偉人や同時代人たちに出会い、彼らと言葉を交わしもする。
特に「地獄篇」には鮮烈な印象を与えるエピソードが満ちていて、三篇の中ではキリスト教色も薄いほうなので、多くの読者は「地獄篇」を最も出来がいいと感じられるのではなかろうか。
地獄、煉獄、天国、いずれも概ね当時の正統神学に則って構成されているとはいえ、ここまで体系的に描かれた死後の世界像は、いかに賞賛してもし過ぎることはないというものだ。
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『神曲』の読者には、右の『ボルヘスの「神曲」講義』をお勧めしたい。
『神曲』を世界文学の最高傑作と宣言して憚ることのないボルヘスは、ダンテを、そして『神曲』を愛してやまなかった文人の一人だ。
そんな彼による『神曲』に関する小論の数々は、『神曲』の読者に必ずや多大な関心を喚起し、さらに新たな視点を提供してくれることだろう。

あまりに有名な傑作であるだけに、『神曲』はこれまでいくつか翻訳がなされてきていたが、おそらくはこの河出文庫版が最も読みやすいように思われるし、また、いくつも挿入されているギュスターヴ・ドレの挿絵も非常に魅力的である。
まずはおそらく一番人気である「地獄篇」から、ぜひ読み始めてみていただきたいと思う。
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