『ゲーテ詩集』 ゲーテ(新潮文庫)

ゲーテ詩集 (新潮文庫)ゲーテ詩集 (新潮文庫)
(1951/04)
ゲーテ

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書名:ゲーテ詩集
著者:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
訳者:高橋 健二
出版社:新潮社
ページ数:243

おすすめ度:★★★★




ドイツを代表する詩人であるゲーテは、非常に多くの詩作品を残している。
そんな彼の代表的な詩を時代別に編纂したのが、この『ゲーテ詩集』である。
老年になっても恋心を忘れなかった詩人だけあり、本書も恋愛抒情詩が中心になっているようだが、それ以外もバランスよく収録されており、ゲーテの詩の世界を幅広く鑑賞することができる。
ゲーテの詩を初めて読むという方に特にお勧めの一冊である。

『ゲーテ詩集』は、「青年時代」、「ヴェルテル時代」、「ワイマルに入りて」、「イタリア旅行以後」、「西東詩篇からと、その後」の五つに区分して代表的な作品を集めている。
収録されている詩のうちいくつかはどの作品で発表されたものかも解説に記されているので、ゲーテの他の作品を探す上でもちょうどいい本となるはずだ。
また、『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』を本書より先に読んでおくと、ミニヨンに寄せた詩をより味わうことができるだろう。

ドイツ文学を翻訳紹介するにあたり、多大な功績があったと言われている高橋健二氏の訳は、いつもながらとても読みやすい。
ひょっとすると、翻訳された時代が少し前なので、そのいくらか古い感じが古典的な作品にマッチし、絶妙な味わいを添えているのかもしれない。

生前多くの詩集を刊行していたゲーテだが、日本で出版されているのはそこから有名な作品を抜粋したものが中心となっているようだ。
それらの中で、最も手頃で最も読みやすいのがこの新潮文庫版『ゲーテ詩集』であろう。
誰もがその名を知っている文豪ゲーテということもあってか再版も繰り返されていて、新品が安く入手可能なので、ゲーテに関心のある方はぜひ一度読んでみていただきたい。
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