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『喜劇論』 ジョージ・メレディス(岩波文庫)

喜劇論―改訳 (岩波文庫)喜劇論―改訳 (岩波文庫)
(1953/11/25)
ジョージ・メレディス

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書名:喜劇論―改訳
著者:ジョージ・メレディス
訳者:相良 徳三
出版社:岩波書店
ページ数:105

おすすめ度:★★☆☆☆




ウィットに富んだ作風で知られるジョージ・メレディスの翻訳は意外と少ないが、その中の一つがこの『喜劇論』だ。
本書の原題は"Essay on Comedy"であり、その名の通り、論文というよりはエッセイとして気楽に読める内容となっている。
「改訳」とは銘打たれているものの、改訳の施された時代がすでに古いため、いくらか厳めしい訳文ではあるが、読み進めるのに困難を伴うというほどではなく、イギリス文学に頻繁に見出される喜劇の精神とはいかなるものか、この点に興味のある方は、イギリス文学史にその名を留める一作家の手になる本書を読んでみてはいかがだろうか。

決して有名な作品ではないこの『喜劇論』は、メレディスの代表作である『エゴイスト』との関連で手にされる方が多いように思う。
何を隠そう私もその一人なのだが、『エゴイスト』で言及があり、訳者によって『喜劇論』の参照を促されていた部分に関して、十二分にとは言い難いが、メレディス自身が説明をしてくれている。
100ページそこそこの薄い本ということもあってか、系統立てた論旨が進められていくというよりは、やはりエッセイとしての性格が強いように感じられた。

『喜劇論』は現在新品を入手することが非常に困難である。
今日のメレディスの人気度、さらには膨大な文学的遺産から成る岩波文庫の絶版作品のラインナップを考えてみると、今後この『喜劇論』が復刊になる可能性にもあまり期待が持てないような気がする。
中古品であればアマゾンで比較的安価で入手することができるので、新品にこだわらない方はそちらを購入されるといいだろう。
エゴイスト』と同時期に発表されたこの『喜劇論』、『エゴイスト』を補完する作品として、『エゴイスト』の読者にお勧めしたい。
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