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『女の一生』 モーパッサン(新潮文庫)

女の一生 (新潮文庫)女の一生 (新潮文庫)

書名:女の一生
著者:ギ・ド・モーパッサン
訳者:新庄 嘉章
出版社:新潮社
ページ数:397

おすすめ度:★★★★★




一般に、モーパッサンの長編作品の中で最も高い評価を受けているのはこの『女の一生』だろう。
モーパッサンにとっては初の長編作品であるが、それだけにモーパッサンのエッセンスが詰め込まれているかのような印象を受ける作品となっている。
また、本国フランスではもちろんのこと、日本においても本書を原作とした映像化が何度もされているようで、その事実から判断するだけでも、日本人の感性に訴えかけやすい作品ということができるのかもしれない。

『女の一生』のあらすじは、まさにそのタイトルがすべてを言い尽くしている。
恋をして、結婚して、子供を産んで、年をとって・・・。
主人公ジャンヌの生涯を見渡した読者の心には、何がしかの感情が芽生えずにはいないだろう。
これは多かれ少なかれすべての文学作品に共通して言えることだが、『女の一生』は、ある程度年齢を重ねてから読むと読者にまったく異なった感慨を及ぼしかねないという性質を顕著に帯びているように思われる。
そういう意味では、若いうちに一度読んでおくほうがベターということになるだろうか。
女の一生 (光文社古典新訳文庫)女の一生 (光文社古典新訳文庫)

モーパッサンの代表的な長編作品である『女の一生』は、右に示すように光文社の古典新訳文庫からも出されている。
これらの文庫本以外にも、数々の文学全集に収録されていたりする作品なので、フランス文学に関心のある方であれば必読の一冊といえるのではなかろうか。

短編作家として優れた実績を持っているモーパッサンであるが、長編には長編でモーパッサンならではの独特の味わいがある。
『女の一生』は全体に決して明るい色調の作品というわけではないが、幅広い読者層に受け入れられうる作品であることは間違いないと思う。
静かな昼下がりにでもゆっくりと読んでいただきたい、そんな作品だ。
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