『ダルタニャン物語 ブラジュロンヌ子爵』 デュマ(復刊ドットコム)

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書名:ダルタニャン物語 ブラジュロンヌ子爵
著者:アレクサンドル・デュマ
訳者:鈴木力衛
出版社:復刊ドットコム
ページ数:385(六)、379(七)、383(八)、408(九)、371(十)、380(十一)

おすすめ度:★★★★★




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三銃士』、『二十年後』に続くダルタニャン物語の最終部がこの『ブラジュロンヌ子爵』だ。
『将軍と二つの影』、『ノートル・ダムの居酒屋』、『華麗なる饗宴』、『三つの恋の物語』、『鉄仮面』、『剣よ、さらば』の全6巻から成る大作であり、『鉄仮面』とその前後のあらすじは右の映画『仮面の男』の原作になったことでも知られているのではなかろうか。
原作とはいっても、『仮面の男』とはかなり異なった物語になっているので、映画を先に観た人は物語の展開に驚かされることになるかもしれない。

自らの境遇に不満ながらも銃士隊の副隊長を務めるダルタニャン、ブラジュロンヌという生きがいに支えられながら高貴な心情を失わないアトス、怪力に衰えを見せない豪放なポルトス、司教になりながらも何かを企んでいる狡猾なアラミス。
陰謀や駆け引きの真っただ中にありながらも時折きらめく彼らの堅い友情は、やはり読んでいて心地がよいものだ。

二十年後』ではまだ幼かったルイ14世が太陽王として君臨し始める時期を描く『ブラジュロンヌ子爵』は、歴史小説としての面白さも十分備えている。
ましてラ・フォンテーヌやモリエールといった名だたる文人まで登場するとあっては、フランス文学のファンが『ブラジュロンヌ子爵』を読まない手はないというものだ。
ダルタニャン物語 全11巻ダルタニャン物語 全11巻

ダルタニャン物語の中で格段に長い『ブラジュロンヌ子爵』であるが、タイトルロールであるブラジュロンヌ子爵が中心となって活躍し続ける物語というわけでもない。
また、『華麗なる饗宴』と『三つの恋の物語』においては、ダルタニャンたちの痛快さは影を潜め、ストーリーにさほどスピード感が見受けられず、言葉は悪いが少々中だるみしている感さえある。
とはいえ、『ブラジュロンヌ子爵』によって全11巻からなる『ダルタニャン物語』が大団円を迎えるわけであるし、デュマに興味のある方には全巻の読破を自信を持ってお勧めしたいと思う。
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