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『シャーロック・ホームズの冒険』 コナン・ドイル(創元推理文庫)


書名:シャーロック・ホームズの冒険
著者:アーサー・コナン・ドイル
訳者:深町 眞理子
出版社:東京創元社
ページ数:541

おすすめ度:★★★★★




今でこそ知らぬ者のないシャーロック・ホームズであるが、その人気が急騰した、いわば出世作を収めているのが本書『シャーロック・ホームズの冒険』である。
十二編の短編作品から成っており、ホームズとワトスンが扱った事件、少しずつ毛色の違う、時として危険を伴う事件の数々に触れることができる。

『シャーロック・ホームズの冒険』には、『ボヘミアの醜聞』、『赤毛組合』、『花婿の正体』、『ボスコム谷の惨劇』、『五つのオレンジの種』、『くちびるのねじれた男』、『青い柘榴石』、『まだらの紐』、『技師の親指』、『独身の貴族』、『緑柱石の宝冠』、『橅の木屋敷の怪』が収録されている。
一を聞いて十を知るホームズの超人的な推理はいずれの作品においても冴え渡っており、独特の爽快さを堪能することができるだろう。
それぞれの事件解決までにかかる時間も非常に短いので、そのスピーディーさも魅力の一つとなっている。

本書の収録作品のうち、『赤毛組合』と『まだらの紐』あたりは、ホームズシリーズにおける代表作とも呼べる有名な作品である。
とりわけ、緩い導入部から緊張感あふれるクライマックスにかけて顕著な盛り上がりを見せる『赤毛組合』は、秀逸なストーリー展開を備えた優れた作品であるといえるだろう。
そうはいっても、全体に収録作品のクオリティのむらが少ないのも事実であり、読者はそれぞれお気に入りの作品を見つけることができるのではないかと思う。

『シャーロック・ホームズの冒険』が、ドイルが手掛けたホームズシリーズの最初の作品というわけではないのだが、ホームズ作品を読み始めるにあたって、短編集という手頃さもあるので、本書から始めるのも悪くないように思う。
そして本書を読まれた方は皆、ホームズの人気が出たのも当然であると、必ずや納得いただけることだろう。
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